WIND

あるようで見えない透明な手が
今日も そっと撫でて行く
短く濃くなる私の影も
思いは同じだろうか

そんな事は分かるはず無いけれど
自然と目を細めてしまう

誰かが私を見て吹き出した
「独り笑い」に見られたみたい
見慣れた風景の中には
どれだけの「思い」が詰まってるんだろう

特に何も無いけれど私は幸せ
どこにいても一人きりではないよと
また
柔らかな手に抱きしめてもらえるから

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