神秘の湖 囁く小波
そして天頂の満月
ここから女神が現れては消えてゆく
その繰り返し
行く当ても無く
そんな伝説のある湖に
独り佇む月影
何かをしなければならないのに
手も足も出ない状況で
どうすればいいのかと
女神に訊いて
そんな中 どこからか一滴
目の前の水辺に水が落ちる
その波は 少しずつ大きく揺らぎながら
足元に辿り着く
なぜ自由に「力」を使えないのですか
なぜ 大切な人のために
「力」を使っては駄目なのですか
人知を超えた「力」は
宿命には敵わないのか
湖の女神は 黙ったまま
ただひたすら私を見据えてる
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