S氏のブログの最新ログを見て、私はびっくりしたと共に、ああやっぱりなあ、と思いました。
そして同時に、残念な思いに駆られました。
いくつか引用させて頂きます。
まず現在永久保さん一家はほしのさん(H師匠)というカルト気功師の洗脳下にあります。
出会った当初は真面目を装っていたほしのさんですが、徐々に洗脳師としての頭角を現して現在はプチカルト集団を形成し永久保さんの漫画や実生活上で大きな影響を与えています。
永久保氏とは、カルラ舞う!を代表作とする、ホラー漫画界の重鎮の一人で、正式な名前は永久保貴一、と言います。
今でも実話系の霊能者の話を雑誌に寄稿しているので、御存じの方も多いと思います。
しかし、私は何故か彼の作品、コミックスを買う気にはなれませんでした。特に、先に引用したほしの氏が出てくるマンガは。
本誌掲載当初からなんか怪しげだなと直感で何となく思っててしばらく様子見だったのですが、このログを見て大当たりだとわかったのです。
同時に、パズルのピースがぴったりハマった感じがしました。
私は基本的にコミックス派で、コミックスを買う作家を決める時はまず本誌を立ち読みすることで決定します。意識的に決めてるのではなく感覚ですが。
なので、定期的に発行されるホラー系の雑誌を毎号立ち読みしていました。
その中で、ほしの氏が出てくるマンガだけは、どうも腑に落ちない。
岡田有希子が自殺した件は、彼女を知らない世代でも何となく御存じの方もいらっしゃるかと思います。
その時私は小学生でした。テレビ画面が映す自殺現場の柵を飛び越えてわずか17・8歳で死を選び、その後も10人近く後追い自殺が全国各地で起きた時は本当に衝撃でした。
しかし、ほしの氏の霊視だと、柵もないビルの屋上で事故死、と永久保氏の作品を雑誌で読んだ時は、
「嘘だァァァァァァ!!!!!私あの事件リアルタイムで知ってるんだよ?日航機墜落事故の翌年に自殺したことも、柵をよじ登ってビルから飛び降りたってこともテレビで見たし。事故死で驚いてる状態だと霊視してるってのも絶対嘘!作品で柵が描かれてないのにもびっくりしたけどあんな穏やかな表情で空見上げながら死ねるか??苦痛のさなかにて死んだ人の地縛霊をあっさりぺろんと引っぺがすのもオカシイし、あんなちっちゃい瓶の中に入れてそんだけで浄化終わり?!」
って、心の中で叫んでました。
それくらい、自殺者の霊は成仏しにくいのです。
自分で、失望して苦しい状態のまま、魂の時間を止めてしまったのですから、目が覚めて成仏する頃には時代の流れが何世代にも渡っているパターンも珍しくないのです。特に、自分勝手な野心が遂げられなかった動機で自殺した場合は顕著です。
そういう人の霊をあんだけぺろんと剥がすように成仏への道へと導くことが出来たなら「決して自殺はしてはいけない」と言う法則は伝わらないでしょう。
それに、ゆかりのない生きてる人が自殺者の霊に襲われることもありえ無いでしょう。
私が遠隔で見たところ、先輩に好きな人を奪われたという失恋の思いからは先に思考が進んでいますが、さすがに自分は今この状態を抜け出すにはどうしていいかわからない、という所まで進んでないようです。つまり、うつろな状態で今の状態に疑問を抱いていないようです。
酒の味を氣で変えるデモンストレーションを行い、その結果味が変わったと肯定した人を褒め、出来ない人を皆の前で否定しけなします。
『誰にでも出来る超能力』として酒の味を手かざしで変える方法を教え、
【酒の味が変わったと主張した人】だけを人格ごと褒め、その人に【特別な霊力】があると言い、
【酒の味が変わらなかったと主張した人】は【特別な霊力】がある人よりも【氣の感覚が鈍感】でセンスが無いとこきおろします。
・・・つまり、ほしの氏は、自分に力があることを(本当は無いのですが)マジックや催眠術師のごとく対象者を誘導していき、結果的にまず永久保一家を「凄腕気功師に認められた霊能力・気功の能力のある家族」と偽りの悦に嵌めたのです。そして、著名なホラー漫画家として立場を確立している永久保氏を媒体として、自分の似非カリスマ性を全国のホラーファンに誇示していくのです。
長くなるので、【怖い話・H師匠】完全洗脳マニュアル-その2 に続きます。