泥将軍への台本(スクリプト)

君の体は泥で汚れたように見える 泥そのもののように見える
君の「歌」は枯れ果てて 繰り返しループで聴き取ることが出来ない
意味のないコトバ立て続けに並べて

君は「演技」が巧い けれどもその魂は傲慢に満ちている
ドクドクと満ち満ちている
君はたしかに美しい 現代の審美眼に限っての話だけど
過去や未来では不美人

君は僕が名付けた僕と同じ名前の人形 「分身」でしかない
君はパペットに徹するのか 魂がないならば 他の魂に次々
自分の体を売り渡しているのか
愚かで 悲しい 血の涙すら枯れ果てて流れない

作られて間もないこの人形は 親を知らずただ野心だけを燃やして
自らの身体もろとも溶かしてゆく
偽りの愛情 友情 親愛そのどれもが
君に幾つもの警告の溶岩を降らせているのに
またもドロドロと溶けて 手足は牛蒡の根のように不安定で細く土気を催して
生気が感じられない

偽りの御旗を左手に持ち 人形劇場の舞台に立って
似非の理想論を吐き飛ばしている
大きな歴史を動かすのはいつだって民ではなく為政者側なのに
君はそれになろうとしている ましてや人形が

君の「声」は男のようだ けれどもその響きは女々しさに満ちている
貴族的な傲慢さに満ち満ちている
果てしなく伸びゆく君の声はただ 押し付けでしかないことを君は知らない
しょせんは土傀儡 永遠に心ある人間などにはなれやしない
この泥でできた将軍は一体人々をいかなるところへ導こうとしているのだろうか
いまだに自分の兵士たちを迷わせているというのに


本 音 は ど こ に あ る ?

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