扉を開けると何かがあるわけじゃない
未開の地が拡がるばかり どんどん拡大していく明るいカオス
誰にも留められない膨張 神話すらにも書き留められない
誰にも理解できない意識の膨張、ただ、何かがあるわけじゃない
どこまでも続く道と 道のない道 崖下に伸びる道
そして空を張り巡らせている数えきれないほどの道
そしてその道を沢山の何かが行き来している
よく渋滞が起こらないものだ
渋滞が起きてしまうとまず ここに生きて起きている奇蹟が崩壊する
視野も狭くなりイライラし都会の喧騒に耐えられなくなる
だから何もない方がいい
いつだって無限の広がりや可能性を感じられる 新しい世界
暗いものが何もない それこそ奇蹟
ほらまた誰かの透明な光の手がこちらに誘いをかける
イマジネーションの世界にたゆたうようにと
いつだって妬みと様々な暗い感情を乗り越えられる 新しい世界
新しい伝説