さよなら

あなたはまるで空気のように何もないような存在だと
君は言った そのくせ
走り去る君の後ろ姿はどこかさみしげだった
 
どうしてこうなってしまったんだろう
ただひとつの、くだらない、あの誤解から
全てがくずおれてしまった
 
君はどこにいるのか 探してみても どこにもいない
滲む夕日が君を包み込んでしまった
光が何もかも隠してしまうこともあるのだなと

私が空気のような何もない存在
そんな風には思ってなかった
ただ 君のことが
ずっと好きだっただけなのに

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